全機種:2018年1~3月の世界のスマートスピーカーの出荷台数が発表!・・・でも、こう見れば!?

Google Home及び互換機ユーザーの方へ

Google Home,Nest 及び 互換機ユーザーの方へ

■■■ Google Home,Nest 及び 互換機ユーザーの方へ ■■■
Google Home,Nest 及び 互換機は、2023/6/13(実際は6/14)をもって、音声コマンドで動作するアプリ(アクション)のサービスが終了しました。
※ Google 純正のコマンドはこれまで通り動作します。
これに伴い、各社のスマートホーム機器のアプリを使用したコマンドも使えなくなりました。(※ TVのチャンネル切替などは純正コマンドで対応している場合もあることが判明しました)
詳しくはこちらの記事↓を御確認ください。

本日は、Google Home,Nestの音声アプリ(アクション)が明日(2023年6月13日)で使えなくなってしまう話です。対象アプリ(アクション)や対処方法などまとめてみました。

おはようございます!!

昨日の朝起きると、あちこちのニュースサイトに2018年1~3月(Q1)の世界のスマートスピーカーの出荷台数のニュースが掲載されましたのでシェアさせていただきます。

ちょっと気になる情報もありましたので、私なりに考えたことも書かせていただきます。

2018年1~3月の世界のスマートスピーカーの出荷台数

今回発表されたのは2018-Q1出荷台数です。
Q1というのは、1年を4つ(1~3,4~6,7~9,10~12)に分けた四半期の1つ目のことで、今年の1~3月の統計ということですね。

各社でいろいろ書かれてますが、元の情報こちらこちらのようです。
英語ではわかりづらいので、ロボスタさんの記事を紹介させていただきます。

★【Strategy Analytics調査】2018年Q1の全世界スマートスピーカー出荷台数は920万台。市場シェアはAmazon 44%、Google 27%、Apple 6%に変化

元記事は数値だけの表なのですが、見やすいグラフに構成されてます。

グラフはもう1つありますので、ロボスタさんの記事を御確認くださいね。

ポイントは、こちらです。(※ 全ての数字は2017-Q1と2018-Q1です)

  • 出荷台数は240万台→920万台(278%増)
  • Amazon Echoは400万台、Googleは240万台、Apple HomePodは60万台出荷
  • Amazonのシェア81.8%から43.69%に半減
  • 中国市場は非常に盛り上がっており、Alibaba、Xiaomiだけで世界全体のシェア10%となる勢い

これだけ見ると

「スマートスピーカーは、去年に比べて4倍近く売れてるの!!」
「Amazon Echoのシェアはそんなに落ちてるの!?」

「AppleのHome Podって、意外と売れてるんだ!!」

なんて、思ってしまいます。
はたしてそうなのでしょうか?

私なりに、いろいろ考えてみました!!

元データが2017年Q1(1~3月分)と2018年Q1(1~3月分)なので仕方ないのですが、急激に成長している市場わずか3ヶ月ずつを切り取って比較するのはちょっと変な気がします。
途中のデータもあるハズなのですが、なぜでしょうね??

よくこんなニュースを見ることがあると思います。

「オリコンチャート デビュー作で初登場1位」

音楽に詳しい方はよくご存じだと思いますが、オリコンではウィークリーチャート(1週間)デイリーチャート(1日)があり、前者は人気アーティストがいると第1位になりづらいものの、後者はわざと発売日をずらすなど細工する事で1位をとりやすいのです。

「それ、今回の話と何の関係があるの?」って言われそうなので、話を戻します。

今回のデータは3ヶ月という短いスパンなので、
スマートスピーカーの発売日に影響されやすいのです。

まず「シェアが落ちている」と言われているAmazonの製品のリリース日です。
(※ 米国でのデータです。上3機種以外は日本未発売。Wikiより販売日を引用)

機種名 外観 発売日
Amazon Echo Dot 2016-3(第1世代)
2016-10(第2世代)
Amazon Echo 2014-11(第1世代)
2017-11(第2世代)
Amazon Echo Plus 2017-10
Amazon Echo Look 2017-4
Amazon Echo Show 2017-6
Amazon Echo Spot 2017-9
Amazon Echo Tap 不明
(2017ー2以前)

今年になって発売開始されたものは1機種もありませんから、今回の2018-Q1のデータには反映しずらいですね。

もちろん、発売開始後もコンスタントに売れるものもありますが、発売時に爆発的に売れるもの、その後は・・という傾向が家電製品には強いので、今回のデータの期間はAmazonEchoは不利です。

次は「意外と売れてるんだ!!」Apple Home Podです。

機種名 外観 発売日
Apple Home Pod
2018-2

こちらは、ズバリ今回のQ1のど真ん中で発売されていますね。
あちこちで「発売後、出荷数が伸びていない」と言われていますが、少なくとも初回販売分は全て今回のデータに盛り込まれていると思います。

Appleの新製品は全世界のAppleおたくマニア層が飛びつきますから、

60万台 = 全世界のAppleマニアの数

という図式で間違いないと思います。
今回のニュースではあたかも売れているように見えますが・・・ですね(号泣)

あと、タイトルは市場シェアとなっていますが、これは流通市場のことであり販売店の出荷数のデータです。

既に持っている人の数はカウントされません。

我々は、販売店で売られた数なんかよりも、
周囲のユーザーの数でシェアを考えるべきですね。

・・・というようなことをいろいろ考えてみました。

結論は特にありません。

ニュースで得られる情報は、とかく大人の事情加味されて、誘導されがちになります。
特に人間は数字が含まれたデータを信じてしまう傾向があります。
(会社の後輩に「社長へのプレゼン資料には(多少嘘でもいいから)数字を盛り込むように」と教えていたのは懐かしい思い出です)

情報を鵜呑みにしないで、しっかり内容を把握して行動したいものですね。

(おわり)

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