GoogleHome,AmazonEcho,LINE Clova:地震情報が聞けるのか調べてみました!!+緊急速報に対応できないスマホについて!!

Google Home及び互換機ユーザーの方へ

Google Home,Nest 及び 互換機ユーザーの方へ

■■■ Google Home,Nest 及び 互換機ユーザーの方へ ■■■
Google Home,Nest 及び 互換機は、2023/6/13(実際は6/14)をもって、音声コマンドで動作するアプリ(アクション)のサービスが終了しました。
※ Google 純正のコマンドはこれまで通り動作します。
これに伴い、各社のスマートホーム機器のアプリを使用したコマンドも使えなくなりました。(※ TVのチャンネル切替などは純正コマンドで対応している場合もあることが判明しました)
詳しくはこちらの記事↓を御確認ください。

本日は、Google Home,Nestの音声アプリ(アクション)が明日(2023年6月13日)で使えなくなってしまう話です。対象アプリ(アクション)や対処方法などまとめてみました。
Clovaユーザーの方へ(サービス終了)

■■■ LINE CLOVAユーザーの方へ(サービス終了) ■■■
LINE CLOVAは2023年3月30日にサービスを終了しました。
現在は、設定済みの製品のみBluetoothスピーカーとして動作させることが可能です。
(インターネットに接続することによる音声コマンドやスキル等は使用できません。)
くわしくはこちら↓の記事を御確認ください。

3月30日でLINE CLOVAのサービスが終了します。Bluetoothスピーカーとして第2の人生を歩ませる方法を詳しく書かせていただきました。(※ 確認中の内容は随時更新します)

おはようございます!!

昨日、関西大きな地震がありました!

こちらのページより引用させていただきました。

私は自宅を出て道を歩いている直後で、震度5のエリアにも関わらず、周囲の様子はそれほどではありませんでした。
大きな被害が出ていると知ったのは、自宅に帰ってからでした。
亡くなられた方の御冥福をお祈り致します。

さて、先日こちらの記事を書きました。

今日は、各スマートスピーカーで台風情報の対応状況を調べた話です。進路図を音声でわかるようにする仕組みが欲しいところですね。

ちょうど台風5号が日本列島を北上している頃でした。
幸い、記事をアップする頃には温帯低気圧に変わってくれましたが・・・

本日は、同じように地震情報の対応状況を調べた結果を紹介させていただきます。

ただ、それだけではもったいないので、以前調べたスマホでの緊急速報(エリアメール)についても書かせていただきます。
スマートスピーカー一番の周辺機器であるスマホですから、別にいいですよね?

スマートスピーカーでの地震情報

私の義父義母の住む田舎では、各家に1台、防災放送設備が取り付けられています。

※ こちらは一例であり、市町村によって形はバラバラです。

24時間何時でも緊急情報地域のおしらせを流すようになっています。
お年寄りの多い田舎では必需品ですね。

スマートスピーカーは基本的には電源に繋ぎっぱなしなので、地震や台風などの緊急速報を流すにはバッチリなのです。しかしながら、現在はサービスされていません。

それに対し、スマホには緊急速報のシステムが組み込まれているので、各種条件さえ整えば聴けるのですが、この半年ぐらいで普及してきたスマートスピーカーではまだなのです。

・・・とはいえ、動で発声してくれないだけで聴けば答えてくれるようなので、いろいろと試してみました。
(なかなか、地震が起こった直後でないと試せませんので・・・いや、ホント)

Google Homeでの地震情報

まず、標準状態です。

「オッケーグーグル! 地震情報は?」
「すみません、お役に立てそうにありません。」

ちょっと無理そうですね。

では、前回大活躍だった「ウェザーロイドAiri」です!。

Google HomeがClovaのドラえもんに対抗したのか、ハローキティ,シナモロールちゃんなど10種の新アプリを発表しました。前回に引き続き、後半の半分を実際に試してみました!!

「オッケーグーグル! ウェザーロイドAiriと話す」(※アイリと読むようです)

「わかりました、ウェザーロイドAiriです。(ピコン!)
「また会いましたね!ウェザーロイド タイプA Airiです。
 最新の天気、そら疑問、今日は何について知りたいですか?(ピコン!)

「地震情報!」
「質問が聞き取れませんでした。天気を聴きたい場合は・・・

あくまでも、天気予報アプリということで、地震はダメなようです。

他に「日本各地の地震情報」というアプリがありました!!(こちら

「オッケーグーグル! 各地の地震情報に繋いで!!」(※頭の日本はいらないようです)
「はい、各地の地震情報です!」
「同州地方、都道府県、市の名前で質問ください。」

「同州地方」という表現がよくわからなかったのですが、普通に聞けば大丈夫でしょうね。

「大阪!!」
「6月18日7時58分に
 大阪府北部10kmを震源とした地震がありました!
 マグニチュード5.9、
 最大震度は大阪府の大阪市北区茶屋町などで、震度6弱でした。
 同州地方、都道府県、市の名前で質問ください。  」

はい、バッチリでした!!
「各地の地震情報」というキーワードさえ覚えておけば、いつでも使えますね!!
それと、現在地だけでなく特定の地域を指定しての情報も聞けるようです。

Amazon Echoでの地震情報

まずは標準状態での確認です。

「アレクサ! 地震情報を教えて!」
「災害情報が利用できます。
 災害情報へようこそ!地震と警報、どちらの情報が知りたいですか?」

自動的に災害情報スキルに誘導されました。(こちら

「地震!」
「スキルがあなたの郵便番号にアクセスできる設定になっていません。
 アレクサアプリに送ったカードからアクセス許可を行うか、
 『東京の地震を教えて!』といった形で質問してください。」

ちょっと面食らいました。このパターンは初めてです。
地名を指定しても良いのですが、ここはAlexaアプリを使って設定してみることにします。

スマホアプリを開くと、既にこのスキルからのカードが出ていました。

・・・はい、できました。

「地震!」
「6月18日16時31分に震源を大阪府北部とするマグニチュード3.5の
 地震が発生しました。
 この地震で京都府南部で震度3が観測されました。
 この地震による津波の影響は心配はありません。
 他の地震情報については、アレクサアプリにカードをお送りしたので、
 そちらを御確認ください。
 以上、東京海上日動がお送りしました。
 また、呼んでくださいね!」

すごいですね!東京海上日動さん(笑)

それでは、スマホアプリを見てみます。

お見事ですね!

LINE Clovaでの地震情報

驚いたことに、標準で対応しています!(アプリもスキルも使えないので当然ですが・・・)

「クローバ! 地震情報は?」
「18日16時31分頃に発声した地震の震源地は大阪府北部で、
 震源の深さは約10km、
 地震の規模を示すマグニチュードは3.5と推定されます。」

・・・ん?Google Homeなどと同様に地域名は使えるのでしょうか?

「クローバ! 大阪の地震情報は?」
「18日16時31分頃に発声した地震の震源地は大阪府北部で、
 震源の深さは約10km、
 地震の規模を示すマグニチュードは3.5と推定されます。
 大阪府東淀川区で最大震度1を確認しています。
 この地震による津波の心配はありません。」
 

地域名を伝えると、後半に細かい情報が付くようですね。
それと、他の2機種と違って「6月」が省略されてますね。

難しいことを考えずに使えるのは、やはりClovaの得意技ということでしょうか?

地震情報まとめ

とりあえず、機種系列毎にまとめました。

Google Home
Amazon Echo LINE Clova

標準 「クローバ!
 地震情報!」

地域を入れないと、
アプリで設定済み
の地域を、
地域を入れると
その地域の詳細情報
を付け加えて案内

アプリ

スキル

日本各地の地震情報

「オッケーグーグル!
 各地の地震情報
を開いて!」
「(地域名)!!」

災害情報スキル

「アレクサ!
 災害情報スキル
 を開いて!!」
「(地域名)の
地震!!」

3機種とも操作の違いはありますが、ほぼ同じ情報が取り出せますね。
ただ、Google Homeはアプリの名前を忘れると、AmazonEchoのように誘導してくれないので覚えておく必要があります。
(確か、花粉情報などは誘導してくれたような気もするのですが・・・)

あと、Amazon Echoアプリで詳細情報を見せてくれるのがありがたいですね。

今年はスマートスピーカーからスマートディスプレイに移っていく時期なので、今後はそちらでも見れるようになるのでしょうね。

スマホでの「緊急速報・エリアメール」

携帯3社のページが詳しいのですが、たとえばdocomoさんはこのように書かれてます。

気象庁が配信する「緊急地震速報」「津波警報」「気象等に関する特別警報」、各省庁・地方公共団体が配信する「災害・避難情報」(Jアラートにて配信される国民保護情報等)を、回線混雑の影響を受けずに受信することができます。

今や、スマホや携帯を持ち歩くのが当たり前の時代ですし、是非とも受信できるようにしておきたいですね。
・・・・ん?「受信できるようにしておきたい」って、受信できるのが当たり前では?
実は、受信できない場合が存在するんです。

もちろん、最近はアプリで通知させるという技もありますが、こちらの緊急速報の場合、

  • 大音響で鳴る
  • 回線混雑の影響を受けない

と、大きなメリットがあります。
スマホを持つなら、確実に受信できるようにしておくべきです。

スマホで受信できないケースとは?

簡単に言えば3つの条件があります。

  1. SIMが対応していること
  2. スマホ本体が対応していること
  3. 設定がなされていること。

すごく面倒ですね。

一番面倒なのが、3キャリア以外でスマホ本体やSIMを買った場合です。
この場合、原因を調べようとしても責任のなすりあい状態になって、本当の原因がわからなくなります
(何度も苦労しました(泣))
それが嫌なら、諦めて3キャリアでスマホを買って契約するしかありません
(厳しい話ですが・・・)

私の知る限り、日本で一番真面目に評価・検討したデータを掲載しているのはmineoさんのこちらの記事です。ちょっと古い記事ですが、実験結果とその説明もありますので、気になる方は読んでみてください。

※ これは実験されたデータの一部です。

SIMが対応していること

3キャリアのSIMは問題ありませんが、格安SIMは対応が不明確な場合もあります。
調べようにも公式サイトに書かれていないところもあります。
サポートセンターに聞いても教えてくれないところもあります。(知らないだけかも?)
私の愛用しているmineoは対応していますが、各自御確認ください。

スマホ本体が対応していること

これも3キャリアで買うと間違いありません。
また、iPhoneAppleStoreで買う場合も大丈夫です。
問題は、海外で買ったスマホや、量販店などで売られているSIMフリー機です。
機種、OSバージョンなどで、対応非対応が異なります。

設定がされていること

基本的iPhone初期状態で鳴る状態になっています。(設定はこちらなど)

問題Androidです。鳴る場合と鳴らない場合があります。
機種やOSのバージョンによって設定画面が異なりますので、お使いの機種で情報を御確認ください。(例えば設定の例はこちらなど)

残念なのは、きちんと設定できたことを確認する方法が無い事です。
念に何度かある訓練配信のときに確認するしかありません。
(ただし、訓練配信のときは鳴らない機種もあるようです)

どうしても受信できない場合

その場合は、スマホアプリを利用する方法があります。
いろいろな種類があるので、どれがベストとは言えませんが、私はこれを入れてます。
(もちろん、緊急速報と併用というスタンスです)

Yahoo!防災速報

非常によくできているのでオススメのアプリなのですが、残念ながら遅延があります。
こちらは、今回の地震で私のiPhoneに表示された結果です。

下から上に向かって時間が流れており、緊急速報は地震の揺れと同時(7:58)です。
それに対して、Yahoo!の防災速報アプリは3分後です。
それから1分後が、通常のYahoo!アプリですね。(グノシーのタイミングの悪い事・・・)

これを見ると、やはり緊急速報を受信できるにこしたことはないと感じます。
「アプリを入れるのは、どうしようもないとき」と考えたいです。

新情報!ITmediaさんの記事がありました!!

(’18 6/19 AM 11:25追記)
今年の3月にITmediaさんが記事を書かれていたようです。

・SIMフリースマホは「緊急速報」を受信できない? その原因と対策
http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1803/07/news040.html

IIJの方が技術的な内容を書かれている素晴らしい記事です。
なぜAndroid機が・・・ってところも詳しく書かれていますので、気になる方は御一読ください。

以上です。

スマートスピーカー緊急速報対応は是非進めてほしいですね。
今のところ時報すら流せませんが、このような機能拡張はどんどん進めるべきだと思います。

(おわり)