おはようございます!!
以前、こちら↓の記事を書きました。
Google Homeの履歴を見る話でした。
もちろんAmazon Echoも見れるのですが、時々別の記事の隅っこにちょこっと書くぐらいで詳細記事にはしてませんでした。(サボっていたわけではありません)
本日は、履歴を見る話と消す話、そしてちょっと気になる話も紹介させていただきます。
目次
Alexaの履歴って何? どんな時に使うの??
こちらに詳しく書かれていますね。
簡単に言えば、音声コマンドや定型アクションなどで、Alexaが動作した記録のことで、
パソコンソフトなどでは「ログ」という呼び方をしている場合もありますが、同じようなものです。
どんな時に使うか?
Alexaの挙動を知りたくなったとき・・・ですね。(※ 個人的な解釈です)
- 突然動作したので、その理由(きっかけ)を知りたい。
. - 何度言っても、鳴らしたい曲を再生してくれない。
他にもあるかもしれませんので、また思いついたら追記させていただきます。
どんなことができるの?
上のページにも書かれていますが、これら3つです。
- 対話履歴の確認
- 音声録音を聞く
- 音声録音を1 つずつ、またはすべてを一度に削除する
ただ、確認と言っても、時間とAlexaが動き出すきっかけのコマンド内容ぐらいで、Alexaが起動してからのやりとりなどが全て保存されるわけではありません。
それだけでも、何か気になることがあった時は解決の糸口になりますので、積極的に確認することをオススメ致します。
Alexaの履歴を見る方法・消す方法
方法としてはスマホのAlexaアプリとパソコンと両方ありますので、それぞれ紹介させていただきます。
Alexaアプリ
Amazon Echoを設定するときに使ったアプリですね。
バージョンが変わると迷子になりますので、私の使ったバージョンのを貼らせていただきます。(※ 私のiPhoneはiOS10.0.1なので若干古いバージョンです。)
この状態で、過去の履歴をフリックして確認することができますし、タップすれば大きく開きます。
これは「アレクサ! 『ヤバイTシャツ屋さん』を聞かせて!!」って言ったところですね。
ちなみにこのアーティストは今Amazon Music Unlimitedしか聞けませんので、
「『ヤバイTシャツ屋さん』の楽曲を見つけられませんでした。」
と言われるか、延々Unlimitedの勧誘をされるか・・・という結果です(汗)
他にも「ジッタリン・ジン」などは・・・
この履歴ですが、再生マークをタップすれば自分の録音された声が聞けます。
恥ずかしくない人なんていないと思います。
そんな方は、その下にあるボタンを押せば消去できます。
- Alexa対応デバイスを使用する場合、アカウントに関連付けられた音声録音は、結果の精度向上のため使用されます。
- 音声録音を削除すると、お客様のAlexaサービスの品質に影響が出る場合があります。
Alexaの学習精度が悪くなるらしいので、我慢してやるのも1つの判断です。
・・・あと、アプリでは1つずつしか削除できませんでしたが、ホームページからは一気にけすことも可能なので、そちらも紹介させていただきます。
Amazonのホームページ
上のヘルプにも書いてますが、こちらのページを経由して履歴へ行けます。
個々の内容を開けば、録音音声の再生と削除ができるのはAlexaアプリと全く同じです。
もし、一気に消したいときは、履歴の画面の上にある日付を設定してやれば可能です。
削除する際はボタンではなくテキストをクリックなので、ちょっとわかりにくいですね。
ちょっと気になる話
1週間ほど前、気になるニュースが入ってきましたので、お伝え致します。
こちらのCnet Japanさんの記事です。
Chris Coons米上院議員(民主党、デラウェア州選出)は5月、Amazon.comの最高経営責任者(CEO)を務めるJeff Bezos氏に書簡を送り、「Alexa」およびAlexaが音声記録やテキストを保持している期間、さらにはデータの用途について回答するよう求めた。この書簡に先立ち、米CNETはAmazonがAlexaとのやり取りの記録を、ユーザーが音声記録を削除した後も保持していると報じていた。
回答期限は米国時間6月30日だった。Amazonで公共政策担当バイスプレジデントを務めるBrian Huseman氏は6月28日に回答を送付した。回答書の中で、Huseman氏はCoons氏に対し、ユーザーが削除を選択しない限り、Amazonはテキストと音声記録を保持するとした。
最後の部分は「ユーザーが削除すれば、テキストと音声記録を削除する」とも読める内容なのですが、問題はこの後です。
さらにHuseman氏によると、Amazonは「これらのトランスクリプト(音声をテキスト化した記録)がAlexaのほかのストレージシステムに残るのを防ぐため、継続的に取り組んでいる」という。しかし、例えばサブスクリプションサービスへの加入やアラームの設定など、削除するとAlexaのタスク実行に支障が出るような記録は削除しないと、書簡には書かれている。
残念ながら、全ての内容が削除されるわけでなく、Alexaのタスク実行に支障が出るような記録は残されるわけですね。
どこまでが「支障が出る」ことになるのか、判断が難しいのですが、ユーザーが消したと思っていても実際には残されてしまう可能性もあるということですね。
まとめ
Alexaの履歴も簡単に見れ、必要に応じて削除できることがわかりましたが、最後のニュースはちょっと気になりますよね~
・・・ただ、保存されること自体は家電製品などのサポートセンターに電話すると
「この通話は、
製品の品質向上やサービス向上のために録音させていただきます。」
と流れるのと同じですね。
Amazonさんとしても、トラブルの防止を考えるとお金に関係する部分は保存しておくのは仕方ないことでしょう。
・・・ただ、それならそれで、何が保存されているかは明確に知っておきたいところです。今のままでは、「消した」と思っても残されているわけですから・・・
以上です。
そういえば「スマートスピーカーを使いたくない理由」で一番多かったのが「盗聴されているようで嫌だから」だったと思います。
シェア1位のAmazonさんだからこそ、生の音声は本体でテキスト化後に暗号化してユーザーの承認後しか解凍できないようにするなど、なんらかの方法でユーザーの不安感を解消する仕組みを導入できないのでしょうかね?
(おわり)