おはようございます!!
かなり前なのですが、これら↓の記事を書かせていただきました!
スマートスピーカーの出荷台数データの紹介ですね!!・・・えっ!もう3年半!!
当時はスマートスピーカーの創世記でもあり盛り上がっていたのですが、1週間後の別の調査会社のレポートで結果が全く違ってくるのは?という話でした。
・・・まぁ業界の方はともかく、ユーザーの我々はお気楽ですけどね。
その後、シェア競争に巻き込まれるのも嫌なので記事には取り上げなかったのですが、久々に紹介させていただきます。
・・・ただ、コピペするだけでは何の意味もありませんので、私なりの視点で(いつものように)好き勝手なことを書かせていただきます。
ちなみに、あの頃は海外のデータでしたが、今回はMMD研究所という日本の調査会社です。(こちら)
じっくり見てみると、いろいろな事が見えてきました!!
目次
- 1 スマートスピーカー、所有率が2割超えの21.6%
利用トップは「Amazon Echo」で16.7%、次いで「Google Home」が12.5%
(MMD研究所さん)
- 1.1 スマートスピーカーの所有率は21.6% 所有しているスマートスピーカーで最も利用しているのは「Amazon Echo」「Google Home」
- 1.2 スマートスピーカーの利用開始時期は「2020年1月~6月」がトップ 購入の際に重視した点は「価格」「デザイン」
- 1.3 利用しているスマートスピーカーに満足している人は8割
- 1.4 スマートスピーカーで利用している機能は「音楽を聴く」がトップ スマートスピーカー利用で生活に変化があったと回答したのは78.4% 変化したことは「音楽をよく聞くようになった」「情報検索をよくするようになった」
- 1.5 スマートスピーカー未所有者の利用意向は37.1% 男性の43.6%、女性の31.1%が利用意向あり
- 2 まとめ
スマートスピーカー、所有率が2割超えの21.6%
利用トップは「Amazon Echo」で16.7%、次いで「Google Home」が12.5%
(MMD研究所さん)
こちらです。
スマートスピーカー、所有率が2割超えの21.6%
利用トップは「Amazon Echo」で16.7%、次いで「Google Home」が12.5%
21.6%ということは、5人に1人がスマートスピーカーを使っている時代なんですね!
アンケートに答えたのが家族の1人と考えると、潜在的に使っているユーザーはもっと多いはずです。
あと、シェア的な話ではAmazon Echoが16.7%、Google Home(Nestも含む?)が12.5%ということですが、う~んこちらはちょっと??です。(ごめんなさい)
ネットの声だけではなく、知人、友人、仕事関係で周囲の人達を見渡してみると、比率は10対1ぐらいのイメージです。Amazonさんの商売のうまさ(Googleさんの商売の下手さ)を見ていると、これは当然の結果ですね。
・・・で、ここからはMMD研究所さんが綺麗にまとめられた内容を、1ユーザーとして読ませていただいた感想を書かせていただきます。
スマートスピーカーの所有率は21.6%
所有しているスマートスピーカーで最も利用しているのは「Amazon Echo」「Google Home」
上にも書きましたが、ほぼ納得の結果ですね。
「スマートホンを所有する所有する20歳~69歳の男女555人にスマートスピーカーを所有したことがあるか聞いたところ・・・」
ああ、これは比較的ITリテラシーが高い方が対象だったんですね。
私の周囲にはガラケーユーザーや、ガラケーすら使えない(身体的な理由も含む)方が多いので、実際のイメージは21.6%よりも低くなってしまいますね。
・・・で、気になるのは女性ユーザーの比率の方が10%以上高いこと!!
「スマートスピーカーは主婦の味方」「子育てにはスマートスピーカーが便利!」
という広告や記事が記事の効果が出ているのでしょうか?
・・・あっ!もう1つありますね。
今度はスマートスピーカーを持っている方120人に聞いた結果だそうです。
ああ~!これはちょっと不味かったと思います。(ごめんなさい>MMDの方)
おそらく記述式でアンケートされたのでしょうね。
メーカー名(と思われる回答)と製品名が混在して、よくわからない結果になっています。
たとえば、AmazonさんのAmazon Echoシリーズはこの全てですね。
対してGoogle Home(Nest)シリーズはこれだけです。
スマートスピーカーを所有したことがあると回答した120人に最も利用しているスマートスピーカーを聞いたところ、「Amazon Echoシリーズ」が45.8%と最も多く、次いで「Google Home(Nest)シリーズ」が28.4%となった。
・・・という感じでしょうか?
ただ、この中にはFire HDタブレットやGoogle Nest Hubなどは含まれていません。
これらのユーザーの方はAmazon EchoやGoogle Homeに含まれたのかもしれませんし、その他(無記入)にされたのかもしれませんね。
メーカー別シェアとしてグラフを作成するのが目的であれば、あらかじめいくつか選択肢を設けて選択させる形を取った方がよかったかと思います。もちろん「よくわからない」も含めて・・・
GoogleさんのNestシリーズやAmazonさんのFireタブレットもわかりにくいですしね。
・・・ちなみに、この結果にはApple HomePodやLINE CLOVAのユーザーは1人もいないですね。120人では・・・いらっしゃらないですかね?(泣)
スマートスピーカーの利用開始時期は「2020年1月~6月」がトップ 購入の際に重視した点は「価格」「デザイン」
まずは利用開始時期です。
半年ごとに区切られていますが、割と最近のユーザーさんなんですね。
年末年始、新生活の開始時期に買われた方が多いようです。
次は、購入の際に重視した点ですね。
へぇ~え・・・価格は理解できるのですが、2番目はデザインですか!!
以前はスピーカーのサイズで筐体も大きく異なりましたが、最近は液晶搭載モデルが増えてきてデザインは似たようなものばかりになってきていますよね・・・ああ、最近のAmazon Echoシリーズの真ん丸デザインですか!それなら納得です!!
利用しているスマートスピーカーに満足している人は8割
満足度って難しいですよね!
私はiPhone12 miniで山ほど嫌いなところがありますが、満足しているか?って聞かれると満足していると答えます(笑)
逆に満足してない人は2割もいるわけですね。それは残念です。
スマホのような(電話など)絶対に必要な事を前提で買う製品でもありませんし、低価格化により数千円で買える時代なので、なんとなく買ってしまった方もいらっしゃるのでしょうね。
スマートスピーカーで利用している機能は「音楽を聴く」がトップ スマートスピーカー利用で生活に変化があったと回答したのは78.4% 変化したことは「音楽をよく聞くようになった」「情報検索をよくするようになった」
まず利用している機能ですね。
日本でスマートスピーカーが登場して以来、ずっと音楽がトップです。
私も使っている時間の99.9%は音楽です(というか、TVを見てない時間はずっと鳴ってます)
あとは基本的なコマンドで使える操作が並んで「言葉の意味」や「家電操作」が入ってきますね。言葉の意味(「ググる」ですね(笑))は4年前の登場当初よりかなり賢くなってますし、家電操作もスマートホームリモコンが低価格化してかなり導入しやすくなってます。
気になるのが、スキル(アプリ)があまりないというところですね。
「料理・レシピの検索」は某大手サイト製のスキルの事を差しているとは思うのですが、日本ではまだまだ名前を挙げるようなスキルは無いようです。
「このスキルを使うためにスマートスピーカーを買いました!」
・・・と、呼ばれるようなスキルは出てこないものでしょうか?
次は、生活に変化はあったか?ですね。
答えにくい質問かもしれませんが「ない」と答えた方は使ってない方なのでしょう。
我が家でも当たり前に使う習慣ができてしまって、旅行の時などは気持ち悪くってどこか不安で仕方ありません。
次は、変化したところですね。
これは素晴らしい!!上にあった満足できない理由の裏返しですね。
音楽は本当によく聞くようになりました。
これまで買ったCDばかりでたまに音楽番組やラジオを聞くぐらいでしたが、音楽サービスを通して多くの音楽に触れることになりました。これほど多くの音楽に触れることができるなんて、過去には考えられませんでした。
情報検索もそうですね。パソコンやスマホは普通に使っていても、他の事をしながらアシスタント的に呼び出せるのはスマートスピーカーの特権です!!
家電操作もそうですね。最初赤外線リモコンタイプが出てきた頃は高くて手が出ませんでしたが、数千円で買える時代になってホントにラクチンになりました。
スマートスピーカー未所有者の利用意向は37.1%
男性の43.6%、女性の31.1%が利用意向あり
これまでは既に導入して使っている方への質問が続きましたが、ここからはまだ導入していない方への質問ですね。
まだ導入していない方でも約40%は購入の可能性があるってことですね。
面白いのが男性の方が多いところです。導入済みの方は女性の方が多かったのに(笑)
最近の男性は慎重派が多いってことなのでしょうか?(こらこら)
まとめ
単なるグラフの羅列だけではなく、綺麗にまとめられていたので楽しく拝見できました。
4年前のスマートスピーカー来日(笑)時と比べると、状況が大きく変わってきました。
ある程度欲しい人には行き渡り、これからは誰もが使える家電製品の領域になってくると思います。
スマートホームも、マニアだけの動けばいいというものではなく、より便利に、より確実に、より安全性を求められる時期になってきます。
もう以前のようなお祭り騒ぎのような感じにはならないと思いますが、これからもじっくり見ていきたいと思います。
以上です。
正直に書きます。
長い間この手のレポートを紹介しなかったのは、調査会社のバイアスが掛かってるデータばかりが目立っていたからです。
自社利益の為に偏らせた結果を見せられても、何にも感じませんし書けません。
今回のレポートは私自身がこの4年間スマートスピーカー業界を見てきて「腑に落ちる」感じがしましたので紹介させていただきました。
・・・シェア争いの過熱も一段落して、冷静になれる時期が来たのかもしれません。
(おわり)