Line Clova:「Clova HOME」で家電コントロールが便利に!・・・でもPhilips Hueって何なの??

Amazonタイムセール祭りなど

おはようございます!!

突然ですが、CDプレイヤーって出た当初はいくらぐらいだったか知ってます?
こちらの記事によると、こんなお値段でした。

これらはまだ安い方で、高いものは20万円半ばです。
今は10分の1以下ですから、本当に良い時代になったものです。
(そのCDも売上げが減って、ネット配信が主流になってきていますが・・・)

なぜ安くなったかというと、もちろん企業努力もありますが、やはりおたくマニアの存在が大きいんです。
彼らが新しい技術にお金をつぎ込んでくれたおかげで、一般の人が普通に買える値段まで下がり世の中に普及してきたわけですね。

・・・って、彼らなんて書いてますが、私もそのうちの1人でした。

CDプレイヤーこそ10万円以下に下がってから買いましたが、ビデオデッキパソコン数10万円ぐらいの時に買いましたし、MacBookAiriPadも初代モデルから・・・・(つづく)

・・・はい!戻ります。

本日「Clova HOME」と今回対応になったPhilips Hueの話です。

突然発表された「Clova HOME」ですが「Google Home」と似ていて紛らわしいですね。

簡単に言えば
「LINE Clovaで家電製品(HOME electronics)を点けたり消したり切り替えたり
できるようになったという話です。
家電制御Google HomeAmazon Echoに比べて弱い部分だっただけに、期待できますね!!

Philips Hueは・・・はい、こちらは本文で!!

※ Clovaの通知では「ふぃりっぷすふえ」と発声してました!

ホームIoTサービス「Clova Home」提供開始!第一弾はPhilips Hue連携

4月9日(月)より、IoTを活用して家電操作ができるサービス「Clova Home」の提供をスタートしました!第一弾としてPhilips Hueと連携し、インターネットサーバーを経由した照明の操作ができるようになりました。

4月になったので、そろそろClova Friends赤外線リモコンクレードルの発表があると思っていたのですが、意表を突かれました。

気になったのは「第一弾としてPhilips Hueと連携」ということですね。
第二弾、第三弾があるとしても、まさかPhilips Hueが使えるようになるとは思ってもみませんでした。(その理由は後述します。)

ちなみに、この記事の後半に非常にわかりにくいことが書かれていましたので、先に簡単に説明させていただきます。
(以下、Clova WAVEの話なので、Clova Friendsの方は読み飛ばしていただいて結構です)

Clova WAVEでの「Clova Home」注意することは・・・

ユーザーフレンドリーなClovaなので残念なのですが、こんな記述があります。

※ご注意事項※
・「Clova WAVE」にて赤外線対応家電の「音声リモコン」機能をご利用の場合は、ロケーション指定のない「照明をつけて/消して」等の指示は赤外線対応家電への指示が優先されるため、ホームIoTサービス「Clova Home」を併せてご利用の場合は、「LINE Clova」アプリ上で事前にロケーションの登録を行ってからご利用ください。
・「Clova Home」ではネットワークを経由して操作するため、距離や配置場所の制限なくご利用いただくことができます。

今回発表された「Clova HOME」での家電コントロールですが、Clova2機種のうちの先輩機種Clova WAVEでは既に赤外線リモコンで対応していました。(TVと照明)
こちらの記事にも書きましたね。

Clova WAVEがTVの地デジ・BS・CSの切替に対応したということで、詳細情報や他機種のTVリモコンの対応状況も調べてみました!!

実は、今回対応したというPhilips Hue赤外線でなく別の方式(後述)なのですが、照明もコントロールできるんです。

そうなると、もし両方の機器を繋いでいた場合
Clova WAVE「照明を点けて!」と言っても、Clovaどちらの事かわからなくなるんです。(※ 実際には赤外線の方が優先されます)

そこで、2つの照明を明確にする為ロケーション(設置場所)を設定してやる必要があるって話です。
上の公式ブログPhilips Hueの設定の中にも出てきてます。

ちょっと面倒ですが、これで上のイラストの環境を設定した場合。

  • 赤外線リモコンでコントロールする天井の電灯を点ける場合
    「クローバ! 照明を点けて!!」
  • Philips Hueでコントロールするテーブル上のスタンドを点ける場合
    「クローバ! テーブルの照明を点けて!!」

・・・あ~書いててイライラしてきました。

これから高齢化社会になってジジババが増殖する(私もそのうちの1人です(泣))というのに、こんな面倒な話やってられませんよね~!!

それならば、電気スタンドの方を「スタンド」って呼べるようにして、
「クローバ! スタンドを点けて!!」やればわかりやすくていいのですが、今はできないようです。
(ちなみにClovaLINE通話では個別に呼び名を設定できます。素晴らしいです!)

まだまだIoTは過渡期ですから、人間が機械の方へ寄らないといけないようですね。

残念です。

※ プログラマーに一番必要なことは「使う人の立場に立って考える」ことです。

Philips Hueって、どんなもの?

呼び方は「フィリップス ヒュー」で(たぶん)合っていると思います(汗)
ちょっと濃い内容になりますが、1つ1つ説明させていただきます。

そのしくみは・・・

簡単に構造を説明させていただきます.

Clovaから音声で受けた命令を、照明などの機器に送り込むものですが、赤外線ではなくZigBeeという無線方式を使っています。

パソコンやスマホなど、家電で使う無線形式はWifiBluetoothが有名ですが、ZigBeeBluetoothを更に省電力化したものと思っていただければ良いかと思います。
(余談ですが、この規格が立ち上がったときに、先方のエンジニアに「ぶっちゃけた話、Bluetoothも十分省電力なのに同じ周波数帯使ってこんな規格作ってコケません?」と聞いたのは懐かしい思い出です。)

あっ!詳しいページがありましたので、突っ込んで知りたい方はこちらへ!

あと、ちょっと違うのがサーバー経由で処理されるということがあります。

赤外線リモコンは家の中だけで完結しますが、

Philips Hueは一旦インターネット上のサーバーを経由して処理されます。

・・・って言っても、赤外線リモコンを使う場合でも結局Clovaから音声認識処理の為にLINEのサーバーへ行くわけなので、インターネット無しに使えるわけではありません。
さらにサーバーが増える事
遅延時間などのが出るかどうかは、これからわかってくると思います。

そうそう!この後者の図にゲートウェイという絵がありますが、これがZigBeeの送信機になるのですが、Philipsのページでは、ブリッジと書かれています。

ちなみに、後述するAmazon Echo Plusに内蔵されているものはハブという名前になりますから、ホントにややこしい世界です。

あと、Philips Hueを使うからには受信側にも必要になりますので、上の例の電球Philips Hue内蔵のものが必要になります。


ここまで書くと「いろいろ買い足す必要がある」ということが見えてきたと思います。
LED電球が300円程で買える時代ですが、Hue電球は・・・

実際に使う為の費用は?

に、TVの赤外線リモコンの例で説明させていただきます。

リモコンには赤外線LEDが付いており、TVには赤外線の受光素子が付いています。
ここで思い出していただきたいのですが、Google HomeAmazon EchoではTVをコントロールするのに、別売りの赤外線コントローラが必要でした。

お店によって違いますが、約7,000円ですね。

それに対してClova WAVE赤外線LED搭載ですので、他に何も買わなくても本体だけでTVや照明をコントロールできます。
(※ もちろん既に対応の機器を持ってなければ買う必要があります。)

相手は赤外線リモコン対応機器になりますが、こちらは広く普及していますね。

Philips Hueですが、現在日本国内で入手できるのは照明系だけです。

こちらは赤外線でなく(ZigBee回路のある)ブリッジ(またはHUB)が必要です。
しかしながら、現在内蔵されている機種はAmazon Echo Plusの1機種だけです。


Clovaも含め、それ以外の機種は、前出のPhilipsブリッジが必要になってきます。

こちらは現時点で・・・

これだけで7,121円です。

次に電球側ですが、色の可変範囲の違いによって2種類あります。

前者が電球色~昼光色にしか色を変えられないもので、後者はカラー変化も可能なものです。
価格は・・・

前者が3,337円、後者が7,245円ですね。倍以上違います。

合計額をみてみると、
電球1個を点けるだけで最低でも1万円(カラーなら1万5千円)は必要
ということになります。

まとめ

正直に申しますが、現時点で私は買っていません
なぜなら、冒頭に書いたCDプレイヤーが20万円した時と同じだからです。

電球1個音声でコントロールしたいが為に1万円は高すぎると思います。

おたくマニアならともかく、一般人は手を出すべきではありません。
(※ 私も独身時代なら躊躇無く買ってましたが・・・)

でも、どうしてもやってみたい!という方へ、オススメコースを考えてみました。

手軽に照明コントロールオススメコース

Philips Hue以外の電球は低価格なのでそちらを使えばよいのですが、残念ながら現時点ではClovaでは難しいので、この際別の機種に買い換えてしまいます。
Google Home miniAmazon Echo dotですね。

あとは、以前こちらの記事で書いたMagic Hue電球を使います。
(※ 同じ型番の商品が完売してしまいましたので、別型番になります)

Google Homeで使える低価格リモート電球MagicHueを購入しました。今回はスマホでのコントロールまで紹介します。
Google Homeで使える低価格リモート電球MagicHueを購入しました。昨日の記事に続いて、今日はGoogleHomeへの連携とデモ動画、基本的なコマンドなどを紹介致します。

これで合計額は8,000円ほどに下げられますし、Clovaだけでなく、他機種も使えるようになりますので一石二鳥です。

・・・・って、イマイチですね。(途中で書くのやめようかと思いました)

やっぱりIoTはお金がかかるということで、今日は終わります。

(おわり)

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