おはようございます!!
以前、こちらの記事を書きました。
昨年9月の記事でAmazonさんが多数の新製品を発表された記事の後編だったのですが、この中の「Echo Input」が先月末、そして「Echo link」「Echo link Amp」が一昨日発売されました。
これまでのAmazonEchoシリーズは、大きくスピーカーだけか液晶付きかの違いだけでしたが、これらはスマートスピーカーで一番大事なスピーカーがありません!!
その他にも個性のある特徴がありますので、本日はこれらを比較して紹介させていただきます。
目次
スピーカーが無い!AmazonEchoシリーズの新機種3つ!!
厳密にはスマートスピーカーではなく、AmazonEchoシリーズの周辺機器(スマートスピーカーを構成する一部品)と言っても良いかもしれません。
まず、最初にそれぞれの機種を確認し、最後に比較表をまとめてみたいと思います。
Amazon Echo Input \2,980
こちらです。
遠目に見ると小型のスタンドマイクのように見えるのですが、マイクに見えるのは電源ケーブルで実体はこちら↓です。
簡単に言えば、Amazon Echo Dotからスピーカーだけを取り去ったスピーカーの無いAlexa端末で手持ちのスピーカーに接続して使います。
もなみに、こちらのページにオススメのスピーカーが掲載されていました。
BOSEとJBLの結構お高いポータブルスピーカーなのが驚きです!!
特徴は・・・
- スピーカーはBluetooth又は3.5mmミニジャックで接続
- マイクは4つ
- 色は白または黒(※ ただし現時点の日本では白は未発売)
- 電源端子はMicro-USB端子(※ 旧AmazonEcho Dotと同じ)
昨年9月時点では米国で$34.99でしたが、現在は$19,99です。
それが日本では2,980円とちょっと割高に感じますが、新EchoDotの5,980円に比べるとほぼ半額ですね。
最後に技術仕様です。
あと、ちょっと気になる情報なのですが・・・
BluetoothでEcho Inputを接続する場合、音声通話および呼びかけ機能は現在ご利用いただけません。
仕様なのかバグなのかわかりません(※ 米国のサイトには記述がありません)が、通話機能も考えておられる方は注意した方がいいですね。
Micro-USB端子の電源対応ということで折角(Echo Autoが出るまでの間)車載用にオススメできる商品が現れたと思ったのですが・・・
Amazon Echo Link ¥24,980
こちらです。
急に高級感が出てきました!・・・が、こちらはスピーカーどころかマイクもありませんし、Alexaすら搭載していません。
特徴は・・・
- 入力はWifiやBluetooth接続の他、
同軸デジタル、RCAピンジャック、光デジタル端子に対応。 - 出力は同軸デジタル、RCAピンジャック、光デジタル端子
の他、サブウーファーへの端子もあり
- マイクは無し(Alexaも無し)
- 色は黒のみ
- 正面パネルは音量とヘッドホン端子のみ
- 背面パネルは上記入出力端子以外に、LANコネクタとボタン
Alexa端末の外部スピーカーとして接続されるということは、EchoSubと同じようなポジションのようですね。
このイラストの中のどこにもAmazon EchoやAlexaの文字は無く、まるで他社で売られているネット対応のプリアンプのようです。
最後に技術仕様です。
昨年9月の時点の米国では、メール登録だけの予約価格が$199.99だったのですが、これは変わらずのまま日本では24,980円です。こちらはリーズナブルですね。
Echo Inputと比較するとオーディオ部分が一番重要なのですが、この価格分の価値があるのかどうか・・・
Amazon Echo Link Amp ¥36,980
こちらです。
Echo Linkに更に60W2chアンプとスピーカー端子を加えたモデルになります。
特徴は・・・
- 入力はWifiやBluetooth接続の他、
同軸デジタル、RCAピンジャック、光デジタル端子に対応。 - 出力は同軸デジタル、RCAピンジャック、光デジタル端子
の他、サブウーファーへの端子、
左右スピーカーへのダイレクト接続端子あり。 - マイクは無し(Alexaも無し)
- 色は黒のみ
- 正面パネルは音量とヘッドホン端子のみ
- 背面パネルは上記入出力端子以外に、LANコネクタとボタン
最後に技術仕様です。
正面は同じですが、背面にスピーカー用の赤白の端子が加わってますね。
昨年9月の時点の米国では、メール登録だけの予約価格が$299.99だったのですが、これは変わらずのまま日本では36,980円です。これもリーズナブルですね。
Linkとの差額が12,000円なので、これがパワーアンプ+端子代でしょう。
音質関係の情報
Echo LinkとEcho Link Ampでの音質の記事を見つけましたので、紹介させていただきます。
まずは、超有名なステレオサウンドさん(音楽専門の出版社)の記事ですね。
・Amazon Musicをもっといい音で楽しめる、快適なデバイスが登場。「Amazon Echo Link」「Amazon Echo Link Amp」は、リビングシアターでも活躍する注目機だ
今回はEcho Linkに小型アクティブスピーカーをつないでいるが、音の傾向としてはソースに忠実で、Echo Link側で演出を加えているといった印象はない(Amazon Musicでは、ソースによっては低域が強めに感じることもあった)。
一方のCD再生では、女性ボーカルの声が優しく、聴きやすい。もうちょっと高域の余韻が欲しいという気もするが、組み合わせたアクティブスピーカーがフルレンジの小型モデルだったので、ここは仕方ないだろうか。
次はAV Watchさん
・Amazon、Alexaをコンポで使える「Echo Link」と「Echo Link Amp」
ブックシェルフスピーカーを使い、Amazon Musicから何曲か聴いてみた。アンプとしては、とても解像度が高く、シャープなサウンドだ。低域の分解能も高く、60W×2chの出力も部屋を音で満たすには十分だ。
(中略)
一方で、低域をモリモリ主張させるタイプではなく、どちらかというと腰高な印象も受ける。フロア型スピーカーと繋いで重低音を……というよりも、ブックシェルフと組み合わせて、ニアフィールドで情報量の多い音を楽しむような使い方にマッチするだろう。
・・・ということです。
Echo Inputとの比較については語られてないのですが、結構評価は高いようですね。
まとめ
比較用に基本形の新Amazon Echo Dotも含めた一覧表を作成してみました。
スマホなどで横にはみ出てしまう場合は、左右にフリックお願い致します。
※ 抜粋ですので、詳細は各製品の商品ページを御確認ください。
(’19 4/13 DotとInputの電源端子が逆になってましたので修正しました)
・・・ぜぇぜぇ、結構疲れました。(← 恒例)
並べてみると、違いがわかりやすくなったと思います。
今回のLinkシリーズ2機種は思いっきり高音質に振ったモデルなんですね。
・・・と、ありきたりの事を書いても仕方ないので、正直に書きます。
これって、どんな方が買うのでしょう??
愛用のスピーカーやオーディオ機器を使いたいのはわかります。
ただ、それだけなら、Echo Inpotとネットワーク対応のオーディオアンプで十分ですし、それなら音の良さについてはオーディオメーカーのお墨付きです。
さらに、(今後出るかどうかわかりませんが)AlexaCast対応(こちら)のオーディオアンプが出たら、そちらを選ぶ方が安心です。
さらに、あえてAlexa経由で音楽を聞くことが主目的と考えても、他の音源と比較してみると決して音質は良くありません。
- Amazon Music Unlimited:最大 256 kbps
- CD(-DA) :1,411kbps
- ハイレゾ音源:約2,304kbps
これは、Alexaが対応のその他の音楽サービスも同様かと思われます。
あと、最近は映像信号対応のAVアンプが主流ですが、今回のLinkシリーズ2機種はビデオには対応していません。折角買うのだったら・・・ですね。
・・・と、ネガティブな流れになって申し訳ありません。
音楽の聴き方は人それぞれですし、お金の使い方も人それぞれです。
今回の製品で価格に見合ったメリットがあると思われる方は、是非お買い求めください。
以上です。
ちなみに、私はお手軽にいろんな音楽を楽しめる方が好きです。
オーディオルームで聞くのもいいですが、自転車で河原を走りながら1,000円で買ったヘッドホンで聞くJ-POPも大好きです。
確かにHarmanKardonやJBLのスマートスピーカーを使ってますが、それは「値段相応の高音質を持っている」と感じたからです。
今回のは単体のオーディオアンプとして割り切って見た場合、ちょっと微妙と感じました。
(おわり)