おはようございます!!
以前、こちら↓の記事を書きました。
ClovaがPhilips社のIoT照明 Philips Hueに対応したって話ですね。
元々、Philips社がAmazonの為に開発した製品ですし、電球もHubも高価でした。
まだ、Clova Friends Dockが発売される前でしたので、どちらかといえば初心者ユーザー向きのClovaがどこに進むのか心配になりました。
本日は、このPhilips HueがBluetoothに対応する!ってニュースが入ってきましたので、調べてみました!!
目次
スマートホーム家電の種類は・・・
現時点では、大きく分けて3種類のコントロール方法があります。
(※ これ以外にもありますが一般的でないので端折ります)
- Wifi対応機器のコントロール
スマートプラグや照明、スイッチ、電子キーなど機器そのもの
- 赤外線リモコンアダプタ(Wifi)を使ってのコントロール
各社の家電製品の赤外線リモコンに置き換わって操作 - Philips Hue(Zigbee)規格による照明のコントロール
主に照明機器
1.2.はどちらも一旦はWifiで接続して使います。
3のみが、Zigbeeというあまり聞き慣れない電波規格を使います。
今回のニュースでは3.のPhilips Hueがワイヤレススピーカーやイヤホンでよく使われるBluetoothに対応するという報道でした。
Philips Hueって、どんなもの?
呼び方は「フィリップス ヒュー」です。
上に書いた、WifiやBluetoothではなくZigBeeという無線方式を使っています。
パソコンやスマホなど、家電で使う無線形式はWifiやBluetoothが有名ですが、ZigBeeはBluetoothを更に省電力化したものと思っていただければ良いかと思います。
(余談ですが、この規格が立ち上がったときに、先方のエンジニアに「ぶっちゃけた話、Bluetoothも十分省電力なのに同じ周波数帯使ってこんな規格作ってコケません?」と聞いてしまったのは懐かしい思い出です。)
・・・あっ!詳しいページがありましたので、突っ込んで知りたい方はこちらへ!
Philips Hueは一旦インターネット上のサーバーを経由して処理されます。
(※ 画像はClovaの例です)
・・・ただ、他の機器を使う場合でも結局スマートスピーカーから音声認識処理の為にLINEのサーバーへ行くわけなので、インターネット無しに使えるわけではありません。
そして、この図にあるゲートウェイ、これがZigBeeの送信機になるのですが、Philipsのページでは、ブリッジと書かれています。
ちなみに、Amazon Echo PlusやEcho Showに内蔵されているものはHUB(ハブ)という名前になります。
ホントにややこしい世界です。
(※物理的なものを差すのか役割や処理内容的なものを差すのか・・・ってところでしょう)
あと、Philips Hueを使うからには受信側にも必要になりますので、上の例の電球もPhilips Hue内蔵の電球が必要になります。
ここまで書くと「いろいろ買い足す必要がある」ということが見えてきたと思います。
Wifi接続のLED電球が2,000円程で買える時代ですが、Hue電球は・・・
Bluetooth内蔵のPhilipsHueが登場!!
各社が報道していますが、非常に詳しく書かれていたのがギズモードさんでした。
まずは、それを紹介させていただきます。
ブリッジいらず。フィリップスからBluetooth対応の安価なHueが登場 (ギズモードさんから)
こちらです。
お高いブリッジを買わずに済みます。
市場でもっとも人気のあるスマート・ライトのプラットフォームのひとつであるにもかかわらず、PhilipsのHueシステムの欠点のひとつは、ブリッジが必要なことだったりします。Hueを1つだけ使う場合もハブが必要になるため、Hueを使い始める前に、競合他社より少し出費が必要になるということでした。
ギズモードさんは、大手のサイトにしては正直にホンネも書かれるのでホント嬉しいです(笑)
文章ばかりになりますが、詳しい内容を知りたい方は上の記事を御確認お願いいたします。
では、要点だけまとめさせていただきます。
- 新しいHue電球はBluetooth内蔵
・・・ということは、1つの部屋の中ぐらいですね。
ちなみにコストダウンの為、上位互換でなく従来のZigbeeは無くなるようです。
. - Bluetooth対応アプリが必要
これまでのものがアップデートで両対応されるのか、別アプリになるかは不明です。
, - オンオフだけでなく色や複数を同時に制御したりは従来どおり
変わらず使えるのはいいですね。
. - 同時制御できる照明は50→10個に減ってしまう
あらあら・・・一般家庭では関係ないでしょうけど、業務用は辛いですね。
. - 複数のライトを同時に使うための制限
文章の解釈が難しいので、原文のまま引用させていただきます。複数のライトをアプリ上で台所や寝室や書斎など部屋のグループに割り当てることができず、まとめてひとつの部屋のライトとして認識されてしまう
別の部屋に配置すると物理的にコントロールできないので1つの部屋への配置が前提となる、という意味でしょうか?
それとも1部屋で複数のライトを置いても、同じようにしか制御できないとか??
. - 細かいことをするにはブリッジが必要(=これまでの電球も必要?)
これも引用させていただきます。時間設定で就寝前に消灯するルーティーンを組んだり、モーション・センサーや壁面スイッチと連携したり、Hue Syncでテレビやゲームなど見ているものの色味にマッチした色に変えてくれるなど、これらの機能はすべてブリッジが必要
難しいことはできません・・・ですね。
. - 新モデルは3機種
・白 (15ドル(約1,600円))
・ホワイトグラデーション(25ドル(約2,700円))
・フルカラー(50ドル(約5,400円))
定価でしょうけど、それほど安く感じられません。
※ 疲れきったときに使うイラスト
まとめ
そういえば、各社のスマートスピーカーは全てBluetooth内蔵ですが、ファームウェアの更新で対応するのでしょうかね?
あと、今回の製品はZigbee自体はもったままなので割高に感じます。
いずれ全面的にBluetoothに変わるとしたら、後半の妙な制限が足枷になります。
とりあえず「そんな製品もある」ぐらい知っておけばいいかと思いますので、これ以上は突っ込みません。
いろいろと不鮮明なのが気にはなりますが、時間かけて調べるほどの意味が・・・ですね。
この記事を読まれている皆さまが「たまたま入手できて使う」には良いでしょうけど、そうでなければWifi接続の他社製品をオススメします。
このイラストはLEDでなくフィラメントですね
・・・ただ、大手メーカー品がないんです。
以前は電球といえば、P社、T社、H社と大手の名前がずらりと並んでましたが、ここから業界標準となるメーカーが出てこないでしょうか?
以上です。
どうも、思ったより普及しなかったから無理矢理Bluetooth対応モデルを出しました!!って感じですね。さらに自社製品への誘導をミスってるような感じで、この手際の悪さがなんとも言えません。(昔のSONYさんもよくやらかして、毎回私も道連れになってました)
最近、Amazon Echo Plus やEcho ShowにほとんどおまけでHue電球が付いてきていますが、これが原因だったのでしょうか・・・
(おわり)