おはようございます!!
以前、こんな記事を書きました。
スマートスピーカーの中で動くプログラムをなんと呼ぶか?って話ですね。
とりあえず、Google Homeではアプリ、Amazon Echoではスキル、Clovaはアプリで良いかと結論づけていたのですが、事情が変わってきました。
先日驚いたのが、こちらのTweetです。
Googleアシスタント向けのPlatformであるActions on Googleで使われる用語の一覧です。「アプリなの?アクションなの?」という点についても明確になったかな、と個人的に思っていますので、興味ある方はぜひ一覧をチェックしてみてください。 https://t.co/YBxzOhVxck #AoGDevsJa
— Yoichiro Tanaka (@yoichiro) 2018年7月30日
「よういちろう」さんには一度セミナーで御指導いただきましたが、Google Developers Expertという・・まぁ、宣教師さんみたいな方です。
あの方がおっしゃるからには、間違いないでしょう。
他にもClovaなど状況が変わってきたところもありますので、再度確認してみました
目次
まずは各社の情報を再確認してみました!
前回の私のイメージ(いろいろなサイトやメディアなど)ではこんな感じでした。
- Google Home系 ・・・ アプリ(Googleではアプリと表記)
- Amazon Echo系 ・・・ スキル(Amazonではスキルと表記)
- LINE Clova系 ・・・ アプリ(Clovaでスキルと表記(こちら))
ここからどう変わるかですね。
Google Homeでは何と呼ぶか?
前回「Googleではアプリと表記」と書いておきながら、リンクや写真がありませんのでしたので再確認しました。
Google Home公式の「アプリとパートナー」のページ
こちらですね。
Google Homeのページの上中央にタグがあります。
間違いなく、今もアプリですね。
右下の検索窓も・・・
※ちなみにこの窓、なぜか検索ワードを入れても動きませんでした。
やはりアプリです。
おそらく当時のままなのだと思います。
Actions on Googleの用語集です (よういちろうさんのホームページ)
上のツイートに書かれてた、御自身のページ(こちら)ですね。
Googleアシスタント向けに、Actions on Googleというプラットフォームを使うことで、開発者が独自に機能を拡張することができます。この「機能 を拡張する」ということについて、「アプリを開発する」と表現するのか、「アクションを開発する」と表現するのか、今まで実ははっきりとしていません でした。おそらく人によって「アプリ」と言ったり「アクション」と言ったり違いがあったでしょうし、文脈によって使い分けている人もいたかと思います。 長らく「どっちなんだ問題」としてふわふわしていましたが、Actions on Googleの公式ドキュメントに「Glossary」のページが追加されまして、 この問題が解決しました。実際には「アクション」が正解となります。
どうも、プログラマーの方々には「どっちなんだ問題」があったようですね。
「アクションが正解」という形で締めくくられてますし、確かにGoogle本家のリンク先もそのように書かれています。
以上ですが、なぜか「アプリ」と「アクション」に別れてしまいました。
(’18 8/12 追記)
恵比寿ボイスプロダクションさんにTwitterでコメントいただきました。
インスパイアされてまとめてみました。 https://t.co/pKiAsXMB7n #GoogleHome のみの話
— 恵比寿ボイスプロダクション (@ebisu_voice_pro) 2018年8月11日
記事を書いていただいたようです・・・ふむふむ。
アプリは一つまたは複数のアクションで構成されている
そういうことなんですね!!
Amazon Echoでは何と呼ぶか?
こちらは鉄板でスキルなのは間違いないのですが、一応確認しておきます。
Alexaスキル ストアの優れたセレクションからオンラインショッピング (Amazon公式)
こちらですね・・・なぜ、オンラインショッピングなんでしょう?
もう何もいうことはありません。
LINE Clovaでは何と呼ぶか?
こちらは、先日スキルストアがオープンしたばかりなので、スキルで確定ですね。
念のために見に行って・・・と思ったら、アプリからしか見に行けませんでした。
おそらくこれから対応するのでしょうね。
・・・あっ、公式ブログがありましたので、そちらを紹介させていただきます。
「Clovaスキルストア」がオープンしました!(Clova公式ブログ)
こちらですね。
実際に多数決をとってみました。
各社の状況よりも認知度を優先すべき!・・・ということで、前回と同様にGoogle検索での検索結果数を見る事にしました。
ただ、今回はアクションも入ってきてるんですね。
「アプリ」 での結果 |
「アクション」 での結果 |
「スキル」 での結果 |
|
Google Home | 約 149,000,000 件 | 約 18,500,000 件 | 約 20,000,000 件 |
Amazon Echo | 約 50,000,000 件 | 約 48,800,000 件 | 約 51,100,000 件 |
Clova | 約 335,000 件 | 約 109,000 件 | 約 168,000 件 |
※ Clova はLINEを付けない場合が多いので、今回はClovaだけにしました。
あまり微妙な結果になりました。
Google Homeはダントツでアプリなのですが、AmazonEchoは僅差でスキル、Clovaはアプリなんですね。
実は、この方法には大きな問題があります。
各機種を設定する際にスマホにインストールするプログラムもアプリと呼ぶことです。
検索する際は、こちらを調べたい場合もありますから、一概に「本体にインストールされたプログラムを検索する場合のキーワード」とは呼べないんですね。
・・・ただ、その点を差っ引いたにしても、Google Homeはダントツでアプリですから、まだ呼び方が別れていると言えるのではないでしょうか?
結論
前回はClovaがしっくりこなかったのですが、今回はGoogle Homeですね。
以下、個人的なイメージも含めてです。
- Google Home系 ・・・ アプリ(Googleでは表記がまちまち)
- Amazon Echo系 ・・・ スキル(Amazonではスキルと表記)
- LINE Clova系 ・・・ スキル(Clovaでスキルと表記)
よういちろうさんには大変申し訳ないのですが、プログラマーの方以外はアクションと呼ばずにアプリと呼んでいるイメージです。他にもいろいろなサイトや記事を見てみましたが、一般的にはアプリの方が多数かと思います。
(’18 8/12 追記)
恵比寿ボイスプロダクションさんにTwitterでコメントいただいた内容を上(こちらの最後)に載せています。
アクションという言葉はプログラマーが使う事はあっても、一般ユーザーはアプリで良さそうですね。
一般人は難しいこと考えずに、その時の雰囲気で通じる方を使えば良いかと思います。
ちなみに、かってAppleから世界で初めての無線LAN(Wifi)がリリースされたときも、本国での呼び名はAirportなのに、日本だけは商標登録の関係からAirMacでした。
Google Homeがなぜ日本でアプリという呼び名を使っているかはわかりませんが、なんらかの理由でそう呼んでいて、国によって呼び名が違うのもありなのかもしれませんね。
(おわり)