おはようございます!!
以前、こちら↓の記事を書かせていただきました。
主要3社がスマートホームの新規格を作る為の組織を作る!という夢のような話でした!!
・・・あれから約3年経ちました。
その間に時々情報が入ってきたものの、実現までまだまだ時間がかかりそうな感じで・・・
「Matter1.0」
またまたぁ~(※ お約束)名前決めただけじゃ先に進みませんって!!
・・・いやいや、それだけではなく、Googleさんが対応機器を出す!という話まで出てきました。
GoogleHome(第二世代)は陶器の質感を全面に出して・・・(こらこら)
簡単に紹介させていただきます!!
スマート家電の新規格「Matter1.0」が始動!
初心者向きサイトなので、最初から順番に書かせていただきます。
・・・というか、私も昔の記事や情報を思い出しながら書いています。
これまでの流れ・・・
まずは、2019年の12月の記事(こちら)より
- 新しいスマートホーム規格は、インターネットプロトコル(IP)に基づくものとなる。
- IPを使用すれば「スマートデバイス、モバイルアプリ、クラウドサービス間のプライベートでセキュアなエンドツーエンド通信」を実現することが可能。
- セキュリティがこの新しいプロトコルの基本的な設計思想である。
- Amazon、Apple、Google、Zigbee Allianceなどによる、市場で検証済みのスマートホーム技術の知見を利用していく。
- そうした技術を活用することで、プロトコルの開発が加速され、メーカーや消費者に対してより早くメリットを提供できることが期待できる。
- Amazon、Apple、Googleは、サードパーティーのスマートデバイスを自社のコネクテッドホームプラットフォーム(「Alexa」「Apple HomeKit」「Googleアシスタント」)にできるだけ簡単に接続したいと考えており、それが今回の連携の動機となっている。
- デバイスメーカーが参加するオープンソースの業界団体は、その目的に向けて前進する機会となる。
- Zigbee Allianceに加盟するIkea、Legrand、NXP Semiconductors、Resideo、Samsung SmartThings、Schneider Electric、Signify(Philips Hue)、Silicon Labs、Somfy、Wulianなどの各社も新プロジェクトへの参加と貢献が見込まれている。
この時は「Connected Home over IP(CHIP)」というプロジェクトだったようです。
・・・そして、去年の5月のGigaZineさんの記事(こちら)です。
GoogleやApple、Amazonなどの数百の企業が参加する、モノのインターネット(IoT)のオープン標準を定める組織「Zigbee Alliance」が、2021年5月11日付けで「Connectivity Standards Alliance(CSA)」という新しい組織に変わることを明らかにしました。また、同時にIoT用接続の新しい規格として「Matter」も発表しました。
この時点で組織名が「Connectivity Standards Alliance(CSA)」に変わり、IoT用接続の新しい規格として「Matter」が発表されました。
Matter規格に対応した製品は2021年後半から認証を受けて市場に出回るようになるとのこと。記事作成時点では、照明や電源プラグ、エアコン、ドアやガレージのアクセスコントロール、センサーや監視カメラなどのセキュリティ製品、テレビ、Wi-Fiのアクセスポイントなどが予定されています。
・・・そして、今回の発表となったわけですね!!
IoT用の新規格「Matter1.0」が!!
こちらの記事からです!
GoogleやApple、Amazonなどの数百の企業が参加する、モノのインターネット(IoT)のオープン標準を定める組織「Connectivity Standards Alliance(CSA)」は、IoT用接続の新しい規格「Matter」の最初の正式版であるMatter1.0標準および認証プログラムのリリースを発表しました。CSAはMatterによりIoTの新時代を先導する意を表明しています。
いよいよですね!
Matter1.0の特徴としては、メーカーやエコシステムに関係なく、スマートホームデバイスが相互に通信できる点があります。また重要な点として、Matterを使用するとデバイスがコントローラーとローカルで通信できるようになるため、インターネットがダウンした場合でもスマートホームを引き続き使用することができます。一部のデバイスは、メーカーがサービスを停止したためにクラウド接続が失われた場合でも、基本的な機能を引き続き使用できるそうです。
ちょっと詳しく書いてみますね!!
特長1 メーカーやエコシステムに関係なく、スマートホームデバイスが相互に通信できる!
これまでスマートホーム機器は各社で専用のものと汎用のものがありました。
専用のものは、たとえばAmazonさんのスマートプラグやLINE CLOVAのスマートリモコンですね。
これらは自社製品専用で作られたもので、それらでは簡単に使える反面、他社製品では使えませんでした。
対して、多くの製品に対応した汎用の製品もありました。RATOCさんやNatureさんが有名ですね。
これらはスマートスピーカー本体を買い換えたりした場合でも、アプリの設定を変えるだけでいままでどおり使えることもメリットでした。
(※ 音声コマンドや使える機能に制限がある場合があります)
おそらく、この汎用の製品が今後Matter1.0を名乗ることになると思われます。
さらに、各社のコマンドや管理方法も統一される可能性やスマートスピーカー自体の相互通信も可能になる可能性がありますが、今はわかりません。
特長2 インターネットがダウンした場合でもスマートホームを引き続き使用することができる!
インターネットって好きですか?私はもちろん好きですが、信頼性という点では・・・です。
回線が切れたり、サービスが止まったり、サーバーが落ちたりと、1つでも不具合が発生すると一切使えなくなるからです。
いろいろな要素が「全て」成り立ってこそスマートホームが実現されるんですね。
たとえば、スマートリモコンでTVを操作する場合、通常時はこんな感じで動作していると思います。
ユーザーの音声コマンドがインターネットのスマートスピーカーメーカーのサーバーで解釈されて、スマートリモコンメーカーのサーバーでリモコン動作コマンドに変換され、スマートリモコンに赤外線送信の指示が出ることによりTVが動作します。
インターネット回線切断時はこんな感じです。
※ 回線に「X」を書いてますが、サーバーが止まっても同じですね。
インターネット上のサーバーが一切使えませんので、スマートスピーカー自体が音声コマンドを解釈して「直接」スマートリモコンにコマンドを送ります。
これまでスマートリモコンのサーバーがやっていた作業を、スマートリモコンがローカル(自宅内)で実行する為の仕組みとして、当然のことながら、Matter1.0が使われるわけですね。
・・・と、簡易的なイメージとして書かせていただきました。
(※ スマートスピーカーを例に書きましたが、実現する為には単体での音声コマンドの解釈が必須になりますので、スマホでのタッチ操作レベルで考えた方が良いかもしれません。「特長3」に続きます)
特長3 メーカーがサービスを停止したためにクラウド接続が失われた場合でも、基本的な機能を引き続き使用できる!!
これまで家電製品は単体で動作するのが当たり前でしたが、インターネットの時代になってサービス停止により使えなくなる機器が出てきました。
いくつか記事にも書かせていただきました。
これらは、いくつかのサービスや機能が使えなったものですが、製品そのものが使えなくなったものもありました。
Quunはサービス終了に伴い、九州電力さんに返送させていただきました。悲しいことでした・・・
・・・で、スマートリモコンが各種家電製品の一部のように馴染んでくると、使えなくなるのはあまりにも残念なので、インターネット上のサービスが無くても単独で使えるようになるという話ですね。
あれ?そういった意味では特長2と同じような・・・
Googleが 頭一つ飛び出した!!
Googleさんの新製品発表や(スマートホーム管理サービスとしての)Google Homeリニューアルを発表されました!!
いろいろググってみると、非常に詳しく書かれたページを見つけましたので紹介させていただきます。
Google、「Wi-Fi 6E」対応メッシュルーター、Nestシリーズの有線ドアベル、新Homeアプリを発表
(IT mediaさん)
こちらです!!
「Nest Wifi」の上位モデル「Nest Wifi Pro」とドアベル「Nest Doorbell(第2世代)」ですね。
前者は冒頭にも貼らせていただきましたが、スマートスピーカー機能は無くなったものの、非常に可愛い筐体になりました。
バッテリー内蔵だったのが無くなって小さくなったとか・・・それなら最初から(以下略)
でも、お値段が高いのは相変わらずなんですね(泣)
Wear OSアプリ新登場など!「Google Home」大幅リニューアルへ
(Jetstream BLOGさん)
こちらです!!
Google Homeリニューアルについて詳しく書かれています。本当にわかりやすいです。
上の記事には無かったNestアプリやGoogle Pixel Watchについても書かれています。
まとめ
Matterは進んでいると聞いて驚きでした!(これまで消えた規格やプロジェクトはいくつも・・・)
本当に実現できれば、(乾電池や蛍光灯のようにメーカーを問わない)各社共通で使えるスマートホーム機器になるので素晴らしいですね。
インターネットトラブルやメーカーのサービス終了に影響されないというのも是非実現してほしいです。
・・・くれぐれも、従来モデルを置き去りにして新モデルのみ対応なんてことにはしないでくださいね。
あと、Googleさんですね。
どうも、空振りな製品ばかり出してしまっているように感じます。
少なくとも、日本の環境では合わないような・・・
・・・いや、我が家の財政に合わないだけですね。もう黙っています。
以上です。
あれ?ここに書こうと思っていたことを上に書いてしまいました。
・・・そうそう!今日(10/7(金))Pixel7とPixel Watchが発表されましたね!!
私はApple Watchを使い始めたばかりなのに、Pixel Watchの円形スクリーンにグラグライしています。奧さんにナイショでこそっと買・・・
(おわり)