おはようございます!!
先日、日本でもGoogle Home mini が半額セールされていました。
ここまで値段が安くなると、自分で改造して遊びたくなりますよね?
私も2台買ったので、1台はいろいろ遊んでみようと思っています。
(なかなか時間がとれないのですが・・・)
そう思っていたところに、Google Home mini にステレオジャックを付けた人が現れました!
Google Home及びGoogle Home miniの最大の欠点は、音を外部に出力できないことです。
お気に入りのステレオヘッドフォンやBlutoothスピーカーを持っていても、聞くことができないのです。(※ ChromeCastなどの周辺機器を使用しない場合)
動画では、実際に外部スピーカーに接続している映像が公開されています。
・・・ただ、よくよく見るといろいろ怪しいところがありましたので、気づいた点を書かせていただきたいと思います。
(注)電子工作の、かなり細かい話になります。
目次
Google Home Miniに3.5mmステレオジャックを追加する技
https://robotstart.info/2017/12/10/google-home-mini-with-mini-plug.html
ロボスタさん(いつも勉強させていただいている素晴らしいサイトです)が、この動画を紹介されていました。
内部を改造し、側面にミニジャックを取り付けています。
外部スピーカー(型番不明)にケーブルで接続しています。
もちろん、これで十分動作するのですが、ちょっと怪しいところがありました。
この改造では、miniのスピーカーから音が鳴ったまま!!
普段使っているスマホを思い出してください。
ヘッドホンを差した時点で本体のスピーカーからの音は消えますよね?
実は、この端子(ジャックと言います)内部に切替スイッチがついていて、差し込み時に切り替わるのです。
しかしながら、この動画ではそのように改造していません。
左の黒いものがスピーカーで、右下の白い端子がマザーボードに刺さります。
左手で掴んでいる赤い線と、下に向いている黒い線が出力端子に繋がれます。
すなわち、このようになっています。
スピーカーが常に繋ぎっぱなしなので、当然、音も鳴りっぱなしとなります。
そこで、自動的に切り替える為には、このようなスイッチ付の部品を使います。
このスイッチを使うなら、この様な配線になります。
- GND(共通)
- マザーボードのLへ
- マザーボードのRへ
- スピーカーのLへ
- スピーカーのRへ
プラグを差し込む事により、ジャック内部で元々接続されている2-4,3-5間が離れてスピーカーからプラグに繋がる構造になっています。
この部品を使って書き直してみると・・・
ちょっと強引ですが、これならスピーカーへの信号は遮断されます。
外付けのスピーカーがステレオでも、モノラルでしか鳴らない!
Google Home miniのマザーボードからの配線は2本なので、残念ながらモノラルです。
これを分配して出力端子に繋がないと、外部出力がLもしくはRのみとなってしまいます。
その為、モノラルをLとRに分配してやる必要があります。
例えば、市販の分配ケーブルではこんな回路になっています。
動画ではよく見えないのですが、もしかしたら単純にLとRをショートしているのかもしれません。もしそうなら回路的にはあまり良くないですね。
ジャックに繋ぐのは外部スピーカーの入力端子?それとも??
動画の音声によると、抵抗の定数はこのようになってます。
3kΩと300Ωで約10分の1(正確には11分の1)に分圧し、電圧を下げています。
オシロスコープで電圧を確認して決めたようですが、繋ぐものによって抵抗値を変える必要があります。
(※ Google Home miniに直接市販のヘッドホンを繋ぐ(可能かは未確認)場合など)
以上です。
ちょっと細かい話ばかりになってしまい申し訳ありませんでした。
(おわり)